最近カットしていて手に違和感がある・・・
こんな経験ありませんか?
もしかしたら「腱鞘炎」かも知れません。
今回は美容師の腱鞘炎の原因と対策について解説しています。
結論からいうと「腱鞘炎」は予防することでなる確率を大きく回避することができます。
もし、もうなっている方でも、参考になる記事かと思いますので最後まで読んでみて下さいね!
美容師が腱鞘炎になる理由は切れないハサミが原因
美容師がなりやすい腱鞘炎とは
美容師がなりやすい腱鞘炎とは、指の腱鞘炎です。指の付け根にある腱鞘(けんしょう)とよばれる部分が炎症を起こし、痛みを伴ったり、症状が強くなると固くなってしまう症状です。
別名ばね指とも言われています。
主に同じ指の動作を繰り返すことで起こりやすくなります。
つまり、美容師のハサミの開閉(開いたり、閉じたりする動作)が繰り返されるとなりやすいといえます。
特に、美容師の場合、一日に20人以上もカットを担当すると、指の負担は明らかに大きくなります。
その場合に気をつけたいのが、切れないハサミを使い続けることで、余計に指の負担が増えて腱鞘炎になりやすくなります。
腱鞘炎になりやすい人の特徴を以下にまとめておきます。
腱鞘炎になりやすい人の特徴
腱鞘炎になりやすい人の特徴は以下です。
- ハサミのメンテナンスが不十分
- カットのムダな動きが多い
- カットの際にムダな力が入っている
ハサミのメンテナンスが不十分
繰り返しになりますが、ハサミが切れないと力が入ってカットすることになります。
特に男性のカットが多い美容師が使っているハサミは、普段から切れる様にしておかねければいけません。
なぜなら、刈り上げスタイルなどハサミの開閉が多いスタイルがどうしても多くなるからです。
ハサミの研ぎは、4ヶ月に一度はメンテナンスをお願いするのがいいと思います。
自分のこともそうですが、常に切れる状態にしておくことで、お客さまの髪の状態も良くなりますし、カットスピードも上がるのでいいことばかりですね。
カットのムダな動きが多い
ムダな開閉が多いとどうしても腱鞘炎になりやすいと言えます。
一度自分のカットしている姿を自撮りしてみてください。
自分の姿を見るのには客観視が一番です。
カットの際にムダな力が入っている
カットの基本ですが、力を入れなくても引き切りをすれば、髪は切れます。
おしぎりをしていたり、力を入れないと切れないと思っていたら一度力を抜いてカットすることを実験してみてください。
力を抜いて切るほうが、カットしやすいことに気づくはずです。
※ハサミのメンテナンスがされていることが大前提です。
腱鞘炎の対策
腱鞘炎の対策については以下です。
- ハサミのメンテナンスを定期的に行う
- カットの仕方を見直す
- ストレッチを常に行う
腱鞘炎の予防ストレッチの重要性
腱鞘炎になる前に予防のストレッチすることでかなりの回避になります。
テーピングで改善できるので実践してみて下さい。
分かりやすい動画があったので、こちらに紹介させていただきます。
腱鞘炎にならないためにも切れ味の落ちないハサミを持とう!
腱鞘炎の予防のためには、切れ味のもつハサミを持つことが基本です。
中古のハサミもありますが、注意してほしいのは、安くてもその後のアフターフォローがないことです。
できなくはないですが、値段が高くなったり、ハサミの特性がわかってない人が研ぐとハサミはすぐにダメになります。
※もちろん美容師さんが自分で研ぐこともおすすめしません。
なるべく、新品で購入して、アフターフォローしてもらえるメーカーさんでお願いしましょう。
正直美容師になりたてのかただと、どこのハサミがいいかとかは、見分けることが難しいので「ナルトシザー」さんを推奨しておきます。
歴史が深く、老舗のブランドです。
詳細はこちら!
https://www.narutoscissors.co.jp/
おわりに
いかがでしたか?
今回は、美容師は腱鞘炎に注意!!対策と原因についてまとめについて解説しました。
美容師さんのお役に立てれば幸いです!